雷保護システム普及協会

 

 

 



特定非営利法人 雷保護システム普及協会
理事長 林 和博


特定非営利活動法人 雷保護システム普及協会は2017年で設立14年目となりました。

 私たちは、建築物等に設置する避雷針等の雷保護設備等について、関係者(生産者、使用者、販売者、学識経験者等)が、関係機関等と連携し、情報を交換しながら、調査・研究を実施し、その成果を基にした雷保護設備等の定期的な検査や保守点検の実施等を促進し、建築物や設備機器等国民の生命や財産を雷撃から守ることを目的としています。

 近年、ICT/IOTといた電気・電子機器を利用技術で使用する設備は、社会インフラにも浸透し、私たちの生活に欠かせないものとなっています。

 最近の気象現象は地球規模で発生する気温変化に加え局所的な集中豪雨が発生しています。2017712日には愛知県犬山市の木曽川沿いに立つ国宝犬山城の天守屋根上の鯱の一つに落雷があり、貴重な文化財が大きく破損しました。

近年、異常気象ともいえる現象で発生する落雷はさまざまな被害をもたらしています。
 直撃雷保護のために必要な外部雷保護システムの主要な設備である避雷針設備(受雷部システム)も例外ではなく経年変化で劣化します。適切な保守点検と最新技術を取り入れた設備改修は、雷による被害を縮減させることが可能です。
落雷時に発生する雷サージは、耐電圧が弱い電気・電子機器に雷害を増加させています。

 電気・電子機器への雷サージの影響はSPMを構築し適切に雷保護をすることで低減することができます。

 建築物等については、建築基準法で高さ20mを超える建築物等には有効な避雷設備を設けるよう規定され、避雷設備の構造は、日本工業規格の定めによることとなっています。また関連するJISIEC規格に整合されています。

 201712月には国際規格を取り入れたJIS Z9290-3が制定されるなど、雷保護に関するJIS等の規格は年々最新の知見を取り入れた新しいものがでております。
私たちはこのような現状認識のもとに、建築物等の雷保護(避雷針等)に関する調査、研究を関連機関と協力し最新の情報収集に努め、雷保護設備の合理的な設計、施工、検査及び保守点検システムの作成の充実に努めています。

 さらに、これらの普及並びに促進に関する事業として、「雷保護システム技能者講習会」を行ない、我が国の雷保護システムの品質・保守普及活動を行なっています。
最新の技術情報を個人で収集し会得するには、困難な時代であるからこそ、新しく主流となる学術機関や業界が有機的に連携する相互補完がより重要となります。


 本協会の活動を通じて、雷による被害が縮小される社会を通じての運営を目指して参ります。どうか今後とも皆様のご協力を賜りたくお願い申し上げます。

 

 

 

 

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