雷保護システム普及協会
     
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雷保護システムの国際化に向けて

● IEC・学界の活動
IEC(International Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)は、1908年に設立された非政府 機構で、本部はスイスのジュネーブにあります。
IECの目的は、電気および電子技術の分野における標準化の問題、その関連事項に関する国際協力を促し、 国際的に意思疎通を図ろうとするもので、刊行物の発刊によって達成されています。
IECにはTC(Technical Committee:技術委員会)があり、そこで規格を審議しています。雷保護関連はTC81です。比較的新しいTCですが、着実に標準規格を作成してきています。
現在まで、5つの規格、ガイド、テクニカルリポートを刊行しています。
一方、わが国においては、電気学会、電気設備学会、日本建築学会などで、雷現象、雷保護に関する調査研究を行っており、その成果を公表しています。

● 雷保護システムの体系
雷保護システムの設計・施工には、建築物を直撃雷から守る ための外部雷保護、建築物内に導入されている エレクトロニクス機器を雷サージから守るための 内部雷保護に分類され、それぞれに図示するような ハード的な要素があります。
雷保護システムを磐石にするためには、設計・施工の他に、 システムの性能を 正常に維持するための検査・保守点検が必要不可欠です。

● 外部雷保護の必要性
外部雷保護設備は、直撃雷を受け止める受雷部、雷電流を接地極に導くための引下げ導線、雷電流を大地に放流するための接地極という3つの要素で構成されます。
建築物を守るための外部雷保護は、わが国においては、JIS-A 4201、国際的にはIEC 1024‐1によって規格化 されています。最近になって、IEC規格整合化の動きとJIS改正の動きが相まって、特に受雷部に関係する雷遮へいの新しい概念、つまり回転球体法による雷遮へいの技術が導入されました。さらに、保護レベルおよび等電位ボンディングという新しい概念も取り入れられ、それらの知見をもとに設計・施工を行うことになりました。

● 内部雷保護の必要性
われわれが日常使用している多機能電話、テレビ、インターホンなどが雷サージによって破壊されたり、障害を被る事例を紹介したNHKの番組”クローズアップ現代:落雷パニック"(平成7年9月20日放送)は建設会社、電気工事会社などの技能者をはじめ、一般市民にも非常なインパクトを与えた内容でした。これは内部雷保護に関する問題であり、残念ながら、わが国では内部雷保護技術の体系化がまだ充分ではありません。
内部雷保護とは、雷電流によって生じる電磁界が建築物内にある金属製の設備や各種電気的な系統に及ぼす障害を防止するために講じる手段のことです。建築物内に導入されているエレクトロニクス機器は過電圧耐性が小さく、LSIやマイクロコンピュータ素子の動作電圧・電流が小さいため、機器の破壊、誤動作、雑音発生などの障害が生じます。
1950年代は真空管の時代であり、過電圧にはあまり気にする必要はありませんでしたが、1970年代に入りトランジスターに始まる集積回路によるエレクトロニクス化された機器が用いられ、電磁両立性(EMC)分野の過電圧保護が必要になってきました。内部雷保護はEMCと密接に関係する技術であり、エレクトロニクス機器の過電圧防止のために建築物内における等電位ボンディング、サージ防護デバイス(SPD)の適用、シールド等の対策をしなければなりません。 

 
     
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